外国人労働者の悩みや不満と働きやすい環境を整える3つのポイント

外国人雇用
公開日:23.08.18/更新日:24.04.10
外国人労働者の悩みや不満と働きやすい環境を整える3つのポイント

人手不足の解消に外国人労働者の受け入れを進めている企業も多いのではないでしょうか。少子高齢化の影響で日本人の労働力人口は減少しており、今後も減少することが予想されております。

日本人のみを対象にした採用活動では、人手不足の解消は難しい状況です。そんな中、日本で働く外国人労働者の数は年々増加傾向で、2021年10月末時点での外国人労働者届出の数は過去最高を更新しています。

多くの企業が外国人労働者の雇用を進めている中、外国人労働者の離職が多いことに悩んでいるという方もいらっしゃると思います。外国人労働者の特有の悩みや日本人とは異なる価値観を持っているため、職場に合わず、離職してしまうケースがあります。

悩みや価値観を理解し、外国人労働者にとって働きやすい環境を整備することで、定着率向上が期待できます。この記事では外国人労働者の実態と、働きやすい環境を整える方法を紹介いたします。

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日本で働く外国人労働者数の雇用実態

厚生労働省が公表した、外国人労働者の届出状況によると、令和3年10月末時点での外国人労働者届出の数は1,727,221人(前年比 2,893 人増加)となり、平成19年に届出が義務化されて以降、過去最高を更新しており、ここ数年で外国人労働者の数は増え続けていることが分かります。

参考:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和3年10月末現在)|厚生労働省

そのような状況の中、会社内での人手不足を解消すべく、外国人労働者の採用を進める企業は多いと考えられます。実際に、東京商工リサーチの調査では、「外国人を雇用したい」と回答した企業は5割を超え、特に製造業に絞ってみると、4割を超える企業が外国人労働者を「すでに雇用している」と回答しています。

外国人労働者の採用が、日本企業の人手不足を解消する有効な手段の1つになっていることは明らかです。

参考:「外国人雇用に関するアンケート」調査 外国人労働者を「雇用したい」は55.3%、低賃金などの問題も浮上 | TSRデータインサイト | 東京商工リサーチ

外国人労働者の継続就業意向

ここでは、外国人労働者の継続就業意向について考えていきます。

パーソル総合研究所が発表した継続就業意向と転職意向の調査結果(正社員・アルバイトを含めて計1,000名にアンケート実施)では、転職してみたいに「あてはまらない」「あまりあてはまらない」と回答した割合は、全体のたった16.5%です。

一方、転職してみたいに「あてはまる」「ややあてはまる」と回答している人の割合は全体の54.1%にも上ります。(どちらともいえない:29.4%)

多くの外国人労働者が、機会があれば他の会社に転職しても良いと考えている実態から、現状勤めている会社に満足していないことが考えられます。

参考:日本で働く外国人材の就業実態・意識調査 - パーソル総合研究所

外国人労働者が働きやすい環境を整える3つのポイント

外国人労働者が働きやすい環境を整える3つのポイント

このような現状を踏まえ、外国人労働者が働きやすい環境を整え、長く活躍してもらうためにはどのような取り組みが必要なのでしょうか。

外国人労働者が働きやすい環境を整えるために、企業側が実地すべき3つの方法について紹介していきます。

ポイント1:外国人労働者が感じる日本で働くメリットを崩さない

外国人労働者の中には、自国(母国)で働くよりも日本で働く方が、メリットが大きいと感じて就業するケースがあります。このメリットをしっかり担保できているということが、外国人労働者にとって日本で働きやすい環境を作る上での重要な要素の1つになります。

外国人労働者が日本で働くメリットを感じる具体的な内容は、次の4つが挙げられます。

健康保険に加入できる

外国人労働者に対しても、日本人と同様に健康保険に加入することができます。保険があることによって高額な医療費を全て自己負担しなくて済むということは、外国人労働者が日本で安心して生活できる大きなメリットとして考えられます。

雇用が一定期間保証されている

日本の企業は外国の企業と比べ、雇用が安定的であると考えられます。無期雇用の社員を会社側が従業員を解雇することは難しいです。有期雇用の社員の場合にも、契約期間中の雇用中途解除は企業側に大きなリスクが伴います。

また、契約を満了する際には1ヶ月以上前に通知をするという義務があるため、従業員が突然解雇されるというリスクは非常に少ないです。

このように雇用が安定的で、一定期間保証されているというのは、外国人労働者にとって大きなメリットとして考えられます。

職業訓練が実施される

日本において企業がもつ「顧客に提供する商品やサービスの質を高めよう」という意識は、諸外国と比較して非常に高いと考えられています。

その高い質を担保するために従業員に対して実施される社員育成のための職業訓練は、外国人労働者を含めた従業員全体に行うことが一般的です。

外国人労働者にとって、専門性を高めるための教育訓練の機会があるというのは大きなメリットとして考えられます。逆に「外国人労働者だから」「言葉が伝わりにくい」という理由で教育訓練を行わないと、キャリアアップの機会を与えられないという差別に感じ、不満を抱く原因にもなりますので注意が必要です。

通勤手当が支給される

日本人にとっては交通費の支給は当たり前のことと受け止められていますが、外国はそうではありません。むしろ通勤交通費が支給されない会社の方が一般的です。

そのような状況の中、パートタイム労働者に対しても会社側が交通費を負担することが当たり前になりつつある日本企業で働くことは、外国人労働者にとって大きなメリットとして考えられます。

ポイント2:日本で働く外国人労働者に孤独感を抱かせない

外国人労働者が日本で働く上での障壁となっているのが、「孤独感」についてです。

パーソル総合研究所が2020年2月に実施した日本で働く外国人材の就業実態・意識調査の結果報告書の正社員を対象とした調査結果によると、32.6%もの外国人労働者が「私は孤立しているように思う」と回答しております。また、28.6%の外国人労働者は「私のことを本当に分かってくれる人はいない」と感じているのです。

この孤独感が高い層は、「仕事上でのパフォーマンス」「継続就業意向」「会社満足度」が低く、転職意向が高い傾向となっております。

外国人労働者の孤独感を解消することは、働きやすい環境を作る上で非常に重要であると考えられます。

参考:日本で働く外国人材の就業実態・意識調査 結果報告書

それでは、孤独感を解消するためにはどうすれば良いのでしょうか。1つの手段としては、外国人労働者とコミュニケーションを図る機会を多くするということです。

例えば、外国人労働者の仕事の状況や悩みなどを聞くための相談窓口を設けることや、母国語にある程度対応できる指導者を配置することは、有効的な手段であると考えられます。

可能であれば、定期的に外国人労働者との面談を設定することや、外国人労働者同士・もしくは日本人労働者とのコミュニケーションの場(歓迎会、ランチ会、社内MTGなど) を設けことができると、より効果的です。

また、外国人労働者とのコミュニケーションの中で、職場に対する意見を吸い上げを行い、その意見のなかで、良いと思うものがあれば積極的に取り入れていく姿勢も重要です。そうすることで、「自分の意見が受け入れられる」「裁量権がある」と思ってもらうことができ、会社に対する満足度も上がっていく可能性が高くなるでしょう。

ポイント3:外国人労働者の異なった文化や価値観を理解して行動する

外国人労働者は日本人とは異なる教育や文化で育っており、価値観が異なっている場合があります。価値観が異なることにより、考え方のギャップが発生します。外国人労働者の異なった文化や価値観を理解して行動することが大切です。

自社の理念とルールを教育し、遵守させることは必要ですが、日本の価値観を一方的に押し付けるような教育は、日本人と外国人労働者が対立する恐れがあります。

また、外国人労働者に指示が伝わっていないと、怪我のリスクや同じミスが何度も繰り返される可能性があります。

常識と思われることでも丁寧に説明することや、文化・風習に配慮した職場環境をつくることが重要です。

外国人労働者働きやすい環境づくりには派遣会社の活用も有効的

外国人労働者働きやすい環境づくりには、外国人採用に強みのある派遣会社の活用も有効的です。外国人採用に強みのある派遣会社には、外国人労働者の通訳を行える担当者や、国々の異なる性質を捉えながら日本で就業することを後押しできる担当者が在籍しており、言語や文化の壁を壊すサポート体制が整えられている場合があるからです。

プライベートの充実も、長期就労に必要不可欠な要素です。仕事外のサポートや仕事の悩みを相談する相手がいることで、定着率の向上に繋がります。派遣会社には職場が違っても同じ国の外国人を雇用している場合があり、職場外での交流を行うことで、外国人労働者の孤独感を解消することができるのです。

また、派遣会社に依頼することで、自社で求人雇用を行う必要がなくなり、業務の負担は大幅に削減されます。空いた時間を活用し、外国人労働者向けのマニュアルや職場環境を改善するなどの取り組みを行うことで、採用数・定着率の両方の改善に期待できます。

もし、「今後、採用していく外国人労働者のために働きやすい環境づくりをしたい」「外国人労働者に長く働き続けてほしい」といったご要望があれば、キャリアリンクファクトリーにご相談ください。

当社のチーム派遣は出勤率98%以上、退職率5%以下の運用が基本としており、働きやすいように派遣スタッフのサポートや環境づくりを心がけております。また、法規100%遵守はもちろん、向上における安全ルールの徹底、教育・研修を定期的に実施しております。

外国人人材の派遣に関するノウハウや実績を多数持っているため、安心してご依頼頂けるかと存じます。ぜひご相談下さい。

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まとめ

外国人労働者が働きやすい環境を整えるための3つのポイントを理解し、環境の整備を進めることで、定着率の向上の他、単純に人手不足を解消するだけではなく、職場に活気を与え、職場全体の生産性を高めていくことも可能です。

外国人労働者の満足度が向上すると、日本人が気付かないような業務工程の改善提案をしてくれることもあり、業務の効率化を図ることや、今後雇用する外国人労働者が馴染みやすい職場環境を整えられます。

それでも中々改善することが難しい場合や、業務の負担が大きく改善が進まない場合は、外国人労働者の採用に強みのある派遣会社に依頼することで、手間を削減しながら採用・雇用の問題を解決することが期待できます。

自職場では中々気がつかない点も、外部の派遣会社に相談することで解決に繋がる場合もありますので、もしお悩みでしたら、キャリアリンクファクトリーへぜひご相談下さい。